AIへの修正依頼でコードが崩れる3つの原因|業務マクロを5段階で改善する方法

AIにVBAなどのコードを修正してもらうと、
直してほしい箇所とは別の部分が変わり、
以前は動いていた機能まで
使えなくなることがあります。

私も専門商社の海外営業として、
見積書の作成やメール処理などを
業務マクロで効率化してきました。

その中で分かったのは、
複雑なコードほど一度に直さず、
小さく区切って改善した方が
安定しやすいということです。

AIへの修正依頼でコードが崩れる3つの原因

AIに修正を依頼したあと、
コードが崩れる主な原因は
次の3つです。

・現在のコードをすべて共有していない
・一度に複数の変更を依頼している
・残したい機能を明確に伝えていない

AIは、画面上で確認できる情報をもとに
新しいコードを組み立てます。

そのため、一部分だけを見せて
「ここを直してください」と依頼すると、
省略された処理まで推測して
書き換える場合があります。

業務マクロの修正では既存機能を先に伝える

修正内容だけでなく、
変更してはいけない部分も
最初に伝えることが重要です。

例えば、私は次のように依頼します。

「現在の機能はすべて残してください。
今回は〇〇の処理だけを追加し、
それ以外は変更しないでください」

業務マクロには、転記や計算だけでなく、
ファイル保存、エラー処理、書式設定など、
目立たない処理も含まれています。

修正箇所だけを伝えるより、
守る範囲まで指定した方が
意図しない変更を防ぎやすくなります。

AIで業務マクロを改善する5段階の進め方

私は、業務マクロの修正を
次の5段階に分けています。

1.動いているコードを別名で保存する
2.現在のフルコードをAIへ共有する
3.変更内容を一つだけ依頼する
4.修正後のフルコードを出してもらう
5.保存、計算、転記まで実際に確認する

特に大切なのは、
一度に一つだけ変更することです。

複数の変更をまとめて依頼すると、
エラーが発生したときに
原因を特定しにくくなります。

一つ修正して動作を確認し、
問題がなければ次へ進む方が、
結果として早く完成します。

AIには部分修正よりフルコードを依頼する

数行だけの修正コードを受け取り、
自分で既存コードへ追加する方法は、
貼り付け位置を間違えやすいです。

そのため私は、修正後に
次のように依頼しています。

「差し替えやすいように、
省略せずフルコードを出してください」

フルコードで受け取れば、
どこへ追加するか迷いにくく、
コードの一部が欠けるリスクも
抑えられます。

ただし、毎回そのまま上書きせず、
元のコードと比較してから
差し替えることが大切です。

業務マクロのコードはExcel以外にも保存する

コードをExcelへ保存すると、
タブや記号の影響によって
複数のセルへ分かれることがあります。

保存用として使う場合は、
メモ帳などのテキストファイルや、
VBAのエクスポートファイルも便利です。

私は、少なくとも次の2種類を
残すようにしています。

・実際に動いている元のコード
・AIが修正したあとのコード

修正前後を分けておけば、
問題が起きてもすぐに戻せます。

AIで修正した業務マクロの確認ポイント

エラーが表示されなかっただけでは、
修正完了とは判断できません。

実際の業務に近いデータを使い、
次の点まで確認します。

・転記先がずれていないか
・計算結果が変わっていないか
・既存のボタンが動くか
・保存先やファイル名が正しいか
・想定外の空欄で停止しないか

業務マクロは正常に終了しても、
間違ったセルへ転記していることが
あります。

「動いたか」だけではなく、
「正しい結果になったか」まで
確認することが必要です。

まとめ

AIを使えば、VBAに詳しくなくても
業務マクロを改善しやすくなります。

ただし、完成したコードを
一度で作ろうとすると、
かえって修正が複雑になります。

元の状態を残しながら、
小さな改善を積み重ねることが、
実務で長く使えるマクロを作る
現実的な方法だと感じています。